オバマ元大統領を長年目の敵にしてきたアメリカのトランプ大統領が6月27日、若い頃の自分とオバマ氏の写真を並べた画像をトゥルースソーシャルに投稿した。

投稿では、ニューヨーク・ミリタリー・アカデミー在学中の軍服姿のトランプ氏と、パナマ帽をかぶり、たばこをくわえた大学時代のオバマ氏の写真が並べられている。このオバマ氏は写真は、フォトグラファーのリサ・ジャック氏が撮影したものだ。

トランプ氏は写真だけを掲載してコメントはないため、投稿の意図は明らかではない。

しかしトランプ氏がこれまで、オバマ氏を侮辱する差別的なAI画像などを投稿してきたことを考えれば、今回も侮辱する意図があった可能性は高い。

大統領の支持者たちは写真に称賛のコメントをし、ホワイトハウスのXアカウントの1つも投稿をシェアしているものの、さまざまな批判を招いている。

トランプ氏は自身に批判的な人々を「トランプ錯乱症候群」と呼んできた。その言葉を逆手に取って、今回のトランプ氏の投稿を「オバマ錯乱症候群」と揶揄する声もある。

また、画像には「D・トランプ、20歳」と「B・H・オバマ、18歳」というキャプションが付けられているが、この年齢に疑問符がつけられている。

トランプ氏の写真は、ニューヨーク・ミリタリー・アカデミーの1964年の卒業アルバムに掲載されているものと同じで、当時のトランプ氏は17歳か18歳だったはずだ。

トランプ氏の姪メアリー・トランプ氏は「これは高校生だった頃のドナルドの写真です。本人ならそれくらいわかっているはずですが」と皮肉っている。

また、トランプ氏が兵役に就いていたかのような誤解を与える投稿だと指摘する声もある。

トランプ氏は、大学在学やかかとの骨棘(こつきょく)を理由に、ベトナム戦争の徴兵を複数回免れた。

元共和党下院議員のアダム・キンジンガー氏は「トランプが軍人だったことなんて一度もない。本当に勘弁してほしい」と、投稿している。

オバマ氏、トランプ氏の執着を「奇妙だ」
トランプ氏の自身に対する“執着”についてオバマ氏は6月、ポッドキャスト「オール・ザ・スモーク」で次のように語っている。

「私が大統領だった時は、誰かが何を言ったとか、前任者が何をしたとか、そんなことを気にしている暇はまったくありませんでした。前任者は過去の人です。私にはやるべき仕事がありました」

「前の人のことを気にして、『あの人は今日は何をやっているのか』と比べたり、絶えず気にしているというのは、私にとっては奇妙なことです。アメリカ国民や自分が果たすべき職務に集中していないことを示しているように思えます」

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

https://img.huffingtonpost.com/asset/6a41d1a81600002a645d580d.jpg?ops=scalefit_1000&format=webp

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6a41b2f5e4b0f4826b45ed52