横山:
だからと言って誰もが納得するストーリーは作る気もないんです。ユーザーからどんな反応があったとしても、彼らが忘れないストーリーを作りたいと思っています。人生の長い時間をかけてプレイするのですから、せっかくならユーザーにいつまでも覚えていてほしい。楽しかった100時間であると共に、忘れられない100時間であって欲しいと。

いくら批判されようと、遥がああいったことになるのも、私の中ではごくごく普通のことなんですよね。沢村遥とはそういう人物なんです。不思議なのは海外ユーザーは意外と遥のあの展開を受け入れていたんですよね。日本のユーザーの一部の方からは、遥はこうあってほしかったと不満を持たれたのは事実なんですけども。

ただそれも含めて「だからなんだ」という気持ちはあります。僕らはユーザーになにか言われて変えてしまったらもう引退かなぁと思っています。表現が難しいですけど、『龍が如く』においては、僕らは触れられない“神”でなければいけないと思う。誰かに言われて変わるような意見しかないなら、ドラマ性の高いゲームなんて作らない方が良いと思います。批判されるだけですしね(笑)