公安のトップとして、持てるすべての情報網を使ってようやく突き止めた密談場所
部隊を突入させ、悪党を追い詰めた
そこまでは荒巻の完璧な仕事だった
しかし、外交特権だの国際法だの屁理屈を並べ立てられ、法という檻に囚われた公安はピタッと動きを止めざるを得なくなる
公安トップの荒巻には、これ以上ない無力感と屈辱の瞬間
首相を爆殺された大失態に続いて、このままではその首謀者に逃げられ面目丸潰れ

それを予知していたかのようにドンピシャのタイミングで、ガラスをぶち抜いて外交官を粉砕し、女が降ってくる
「あなた達がここまでなのは知ってた。だから私が来た。それは手土産よ」
そんな雰囲気でゴーグルを外して荒牧に微笑む女は光学迷彩で消えていく
偶然が挟まる余地などどこにもない

翌日、内務大臣オフィスにあの女がいる
前首相発行の暗殺命令書で殺人の後始末をしながら内務大臣を脅してる
そんな都合のいいものがあるわけないが前首相はもういない
荒牧にはそんなものはもうどうでいい
このままでは日本を守れない。この女の力が必要だ

草薙素子が国家も荒牧もハックして部隊を設立しようとしている
これがプロローグの概要だ
こんな危険な女が押井版ではマネキン人形のように自我すらあやしい
あれは攻殻とは全く別の作品だ