観た感じセリフを改変してたので。原作1巻288〜290ページ。
教室での会話
「……全部健太のせいや」俺がそう言うと夕湖は「それねー」と笑った。
「あそこまで運動神経悪いと、自転車に乗れることすらも奇跡に思えてくるな。あいつのせいで十点ぐらいは損したぞ」
「むむ・・・・・・いい加減あいつの芸風にも飽きてきたし、そろそろチーム千歳の足手まといは切り捨てるべきか」
「最近どんどん普通になってきちゃったしねー。初期の面白みが足りない」
夕湖と軽口を叩きながら俺は健太の成長を感じた。
少なくともいまの健太にとって普通になったというの褒め言葉だ。
きっと明日は、あいつにとっての新しい一歩になるだろう。そう、心から願う。

「おい、待っててやったんだから帰りにコーヒーの一杯でも…」
「なに…誤魔化してるんだよ」
健太が絞り出すような声を出す。俺と夕湖は顔に「?」を浮かべて見つめ合った。
「......なんの話だ?」「誤魔化すなっ!」
「だからなんの…」「うるさいっ!」
健太が声を張り上げる。俺はようやく健太がなにかに怒っているのだと気づいた。
「いま、夕湖とふたりで俺の悪口言って笑ってただろ……サッカーのあとに上村くんが言ってた通りだった。千歳たちが裏では俺のことネタにして笑ってるって」
まあ、確かにネタにして笑ってた。
それは揺るぎない事実だが別に健太がいないところで、こそこそ陰口を言っていたつもりはない。
仮に健太がこの場にいたとしても、まったく同じネタで笑っていただろう。

コレが陽キャか…なるほど…。